楽屋の隅でストレッチをしながら、自分の呼吸の深さに意識を向ける。数字ではなく、感覚に目を向ける時間が増えた。
毎日体重計に乗っていた頃は、0.5kgの増減で気分が揺れていた。増えている日は食事を減らし、減っている日は少し安心する。その繰り返しで、常に体を監視している感覚があった。
今は体重計に乗るのは週に1回くらい。その代わり、鏡に映るラインや服のフィット感を基準にしている。
ウエストがきつくないか、フェイスラインがむくんでいないか。そのほうが、見た目に直結している。
毎日数字を見るより、生活を整えることに意識を向けたほうが結果は安定した。
食事、睡眠、軽い運動。それが整っていれば、体は大きくは崩れない。
体を管理する対象として見るより、一緒に暮らしている存在として見るほうが優しくなれた。
数字から少し離れただけで、ダイエットは戦いではなくなった。

コメント