ロケバスの窓に流れる景色を、ただ眺めていた。以前はこの時間、ずっとスマホを見ていた。降りる頃にはもう疲れていた。今は移動中こそ、何もしない時間にしている。バッグにはいつもCabeauのネックピローが入っている。首が安定するだけで、体の力が抜けやすい。イヤホンはSONYのノイズキャンセリング。音楽を流さず、静けさだけを作ることも多い。目を閉じているだけで、頭の中がゆっくり整理されていく感じがある。文庫本を一冊入れておくこともあるけれど、読めなくてもいい。ただスマホ以外の選択肢があるだけで、過ごし方が変わる。移動時間を“消費する時間”から“回復する時間”に変えただけで、1日の後半がかなり楽になった。スケジュールは同じでも、疲れ方が違う。余裕はどこか遠くにあるものではなく、移動中みたいな小さな時間の使い方で生まれていたのだと思う。
移動時間がいちばん贅沢な時間に変わった日
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