撮影前の楽屋。鏡の前でヘアメイクを待ちながら、静かに手元を見る時間がある。以前は直前までスマホを見て、頭の中が騒がしいまま現場に入っていた。気持ちの切り替えがうまくできず、どこか落ち着かなかった。今はポーチからukaのネイルオイルを取り出して、指先になじませる時間を合図にしている。香りを吸い込む数秒で、呼吸が深くなる。頑張るスイッチは気合で入れるものだと思っていたけれど、実際は整えるほうが早かった。忙しい人ほど、走りながら頑張ろうとする。でも一度立ち止まって整えたほうが、その後の消耗が少ない。結果的に、仕事後の疲れ方が軽くなった。回復に使う時間が減ると、自由な時間は自然と増える。時間を増やすために頑張るのではなく、疲れを減らすほうが近道だった。名前を呼ばれて立ち上がる。特別なことはしていない。ただ少し整えただけ。それでも心の余白は、ちゃんとそこにあった。
頑張る前に“整える”ようになって変わったこと
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